深夜のエレベーターで、 floor表示が自分以外の階に止まった
2026年08月15日
知人が都内のマンションで住んでいるのだが、数ヶ月前に体験したことがあると言う。
知人は残業で深夜1時過ぎに帰宅した。エレベーターを待っていると、隣のエレベーターホールから「ピッ」という音がして、もう一台のエレベーターが到着した。
知人は自分のエレベーターに乗ろうとボタンを押したが、反応しない。もう一台のエレベーターの扉が開いている。中には誰もいない。
しかし、 floor表示が「13階」から「12階」に変わろうとした瞬間だった。
知人は「おかしいな」と思い、もう一度自分のエレベーターのボタンを押した。その時、もう一台のエレベーターの中から、かすかな呼吸音が聞こえた。
扉は開いたまま。中は暗くて何も見えない。
知人は背筋が凍るのを感じた。しかし、エレベーターの中は真っ暗で、何も見えない。
「もしかして…」
そう思った時、 floor表示が「11階」に変わった。
その時、エレベーターの扉がゆっくりと閉じ始めた。知人は慌てて自分のエレベーターのボタンを連打したが、反応しない。
最後の瞬間、扉が閉まる間際に、中の暗闇から何かが覗いているのが見えた。
人間の手ではなかった。
知人は自分のエレベーターに乗り、13階に帰宅した。その夜以降、そのマンションのエレベーターには2台しかないと知っていたのに、いつも「もう一台のエレベーター」の存在を疑ってしまうようになったと言う。