仕事が終わらず、深夜のオフィスで一人。

夜のオフィス

誰もいない静かなオフィス。PCの駆動音だけが響く。

ようやく作業が片付き、私はエレベーターに向かった。

このビルは12階建てだ。

私は1階のボタンを押し、ドアが閉まるのを待った。

エレベーターが下降し始める。

しかし、表示パネルの数字がおかしいことに気づいた。

12、11、10……

そして、数字が「13」に変わった。

エレベーターのパネル

ありえないはずの「13階」が表示されている。

エレベーターが止まり、チーンという音が響く。

ゆっくりとドアが開いた。

そこには、昼間の活気あるオフィスが広がっていた。

だが、働いている人々には顔がなかった。

顔のない人々

デスクに向かう、顔が真っ白な人々。

私は慌てて「閉」ボタンを連打した。

ドアが閉まる直前、一番近くにいた男がこちらを向いた。

口がないはずの場所から、声が聞こえた。

「まだ、定時じゃないですよ」


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